水晶玉とガラス玉の違いから本物を見極める力を付ける

判別方法に根拠はある。最後は自分の考え方

水晶とガラス
真贋を気にするのは、石の値段のせい?それともパワー波動?

ガラスも水晶も主成分は二酸化ケイ素SiO2で、硬度が違います。
水晶はモース硬度7で、ガラスは5、ダイヤモンドは10です。https://www.chart.co.jp/subject/rika/scnet/25/Sc25_3.pdf

あえて乱暴な言い方をすると、水晶を1713℃まで加熱すると溶けて、オートクレーブ(滅菌機)の中に水晶の種と溶けた水晶を入れて圧力を掛けると人口の水晶が出来るって言う1905年の技術を使って綺麗な不純物のないガラス玉の元が出来上がる。

もう、この辺は化学や物理です。
http://www.tew.co.jp/products/quartz/synthetic/index.html

 

ロマンの代償と真贋

 

結晶構造を失ったアモルファス非結晶質の物質か、自然界から地球のかけらのように発見採掘された結晶とを見比べたい気持ちは誰でも持っていると思います。

本物の由来は人の言い伝えで、誰から聞いたかが信頼度ならば、やはりロマンの産物なのでしょうね。

物を大切にすると物質が答えてくれる様な感覚になります。これもロマンが有りますね。

 

ロマンを壊すような行為だけど安心もしたい。そんな方にお勧めな実験

 

球体の水晶の屈折を利用した簡単な実験です。偏光フィルムを使って出た結果で、散財したのか得をしたのかご自分の目で確かめられる小学生でもできる実験をご紹介します。

偏光フィルム
自作にこだわる方
http://www.chem.yamanashi.ac.jp/taiken/28/theme08.pdf
実験の仕方
http://www.honda.co.jp/kids/jiyuu-kenkyu/upper/04/
実験器具スポンサードリンク

 

 

ロマンと言えば掘ったり探したりですね。

 

日本でも採集できるんですね。合法かどうかは動画を見てあなたが判断してみて下さい。

どこで掘っているのやらスモーキークォーツ

糸魚川でヒスイ採集

旅費や時間を掛けて探しに行く、その行為自体が動画やブログで紹介され見ているこちらが探検しているかのような錯覚を覚えます。

言い伝えをお金で簡単に手に入れるのではなく、大切な物と出会うには自己投資して探さないと本物には出会えないという事なのでしょうか?

 

本物を手に入れる為に自分が出来る事

 

信頼できる人を探すのと、価格は嘘を付かないと高額の物に信頼を置くのと、どちらも本当に自分の感覚を研ぎ澄まして判断していますか?

感覚を研ぎ澄ますには知識も必要です。初めに真贋の話をしましたが、水晶の真贋判定だけでもいくつもの方法があり、それを否定する話もいくらでもあります。

本物であるかも大切ですが、動画でスモーキークォーツを掘っていましたが、水晶が黒くなるには条件が有ります。

その条件をうまく利用して商品価値を高め高額で売っている仕組みがあります。
茶色が赤くなれば珍しいから高く売れるとか、透明より黒や茶色の方が珍しいとか、表面を削って持ち歩くと壊れるから樹脂でコーテングするとか、売る方だって知恵を使うのは野菜や果物の見た目を美しくするのと同じですね。

 

美しく、珍しくする技術と自然のままの姿からでも見極める力

 

物事のなぜ?どうして?を掘り下げれば大抵の事は理解して納得が出来ます。
納得したのは自分なのですから人のせいには出来ません。

出した答えを受け止める

答えは絶対に変わらないものでは無いと思います。
変えた答えや一度出した答えも受け入れる。
答えを自分の中だけに収めておけば答えを修正しても責任は自分だけで済みます。

自分にしか出来ない真贋の見極めが有れば身に着けたいものです。